バボラ RPMラフ(125)

滑るスピンだけじゃない!左右のコントロール力も向上!

ポリガット バボラ RPMラフアイコン

前回ナイロンとポリガットをハイブリットで張ってみましたが、自分には全く合わず
泣く泣く今回はポリガットに戻しました。
・関連記事:ピュアドライブにハイブリットで張る時にNGなガット組み合わせ。

勢い余ったのでしょうか?

今回は今まで使った事のない
エンボス加工(型押し)ポリガット。バボラ RPMラフ125をレビューします。

ポリガットブラストラフ6

※旧名RPMブラスト・ラフ
パッケージ一新してます。
SPIN MAXが目立ちますが
右上に小さくあるRPM ROUGH(ラフ)が商品名です。

今回のテニスガットは、丸みを帯びた8角形のRPMブラストをベースとして表面に凹凸加工をほどこしてます。

断面が8角形になっている事によって摩擦を減らせます。

RPMブラスト自体、完成度が高いポリです。

プロ選手のワウリンカも契約のヨネックス製テニスガット使わず、RPMブラストを使っている位です。

正直、何故エンボス加工をする必要があるのかな?と思ってました。

しかし、使ってみてびっくり!
この凹凸加工が打感を柔らかくしスナップバックをさらに強化してます。

RPMラフ1ポリガットRPMラフ2

今回 バボラピュアドライブ2018に
テンション45ポンドで張ったものを使います。

カラーはイエロー!テンションあげあげです!
太さのラインナップは
・1.25mm
・1.30mm
・1.35mm

カラーバリエーションはイエローの他に
ブラック・フルオレッドの3色

ブラストラフ5ポリガットブラストラフ4

まずは、アップでショートラリーをしましたが、
左右への打ち分けが楽にできるなと感じました。

反発パワー
★★★
プラストの反発力を踏襲しています。ブラストより若干落ちますが程よい反発です。
スピード
★★★
直線的な軌道ではないので早くありませんが、遅いとも感じません。
打感
★★★★
エンボス加工でたわむのでブラストより柔らかく感じます。
球離れ
★★★
遅すぎず、速すぎずのタイミングです。ほんの気持ち早い感じですが、つかんでる感覚は手に残ります。
コントロール
★★★★
今回の大当たりがこのコントロール力です。自分の打ち方もありますが、ひっかかりが良いので、深さのコントロールはアウト寸前に落ちる。左右にコントロールする時も、打ち方を変えてないのですが、ダフる事が無く両サイドコーナーに返球できました。回り込みフォアの逆クロスはサイドにアウトしがちですが、アレーに突き刺さります!気持ち良いコトこの上なし!
スピン
★★★★
すごくかかります。フラットに打ち込んでも、受け手のプレーヤーから『バウンド伸びる』と言われる程です。ただ自分ではグリグリに打ってないので相手の感想を聞いて『そんなに掛かってるのか』とこちらがビックリです。自然なスイングスピードでスピンがかかります。
衝撃吸収
★★★★
柔らかく包み込んでくれるので、オフった時もブレた感覚はありません。
耐久
★★★
張りたてから、シングルとダブルスでトータル10時間使いましたがあまり打感に変化は感じられません。普通の耐久です。
ネットプレー
★★★
ゆるいボールは、アングルなども打てるくらいフィーリングがいいです。速いボールに対しては少し飛距離がでます。飛び出し角度の問題かもしれませんが、面がしっかりセットされていれば問題ありません。

バボラ RPMラフ メリット・デメリット

メリット いつもの自分の打ち方で、スピン力がアップする。

ボールコントロールがしやすくなる。

打感がやわらかいくクセがない。

コスパが良いので使いやすい。

デメリット スナップバックは結構かかるので、エッグボール系を打つ時は注意が必要。少しアウト気味に打つと吉。

ノッチはできにくい構造ですが、ガットの伸びが多少不安。

バボラ RPMラフに合うプレースタイル

個人的な感覚ですが、このガットは無理せずスピンがかかる。

スピンを意識しすぎの極端な磨り上げスピンで打たなくてもスピンが楽にかかる。
そして、強打すると滑るスピン系のボールが打てます

スピートで時間を奪うテニスよりも、
相手を走らせるような
深さや左右をスピンでコントロールするプレーヤーにおすすめです。

バボラ RPMラフとよく比較されるガット

各メーカー、エンボス加工のポリガットと比べられます。

ルキシロン 4G ラフ ⇔ 少しだけ柔らかくしたい方。
ルキシロン エレメント ラフ ⇔ もっと柔らかくしたい。
バボラ RPM ブラスト ⇔ 少しシャープにしたい方。

バボラ RPMラフ 相性がいいラケット

基本的には黄金スペック系が分かりやすい変化を体感できます。少しだけ注意が必要なのはスピン系のテニスラケットです。グロメット構造や、しなり構造で既にスピン効果があるラケットだと、過剰にスピンが掛かり恐れがあります。スピン系とはいっても打感は柔らかく癖がないので扱いやすいです。

ダンロップ FX500
ヨネックス EZONE
バボラ ピュアドライブ