ダンロップ SX600

あえて105インチラケで、スピンを自動化!?最小パワーでスピンボール量産!


【引用:住友ゴム】
SX600はSXシリーズのオーバサイズ105平方インチラケットです。

このSX600ラケット、チューニングてんこ盛りです!

軽量級、機能ましまし(二郎系)ラケットなのです!

ダンロップ SX600

※今回は105平方インチFX600に

キラキラ系ナイロンマルチフィラメント

プリンス ライトニングを47Pで張ったものを使います。

アップで打った段階では、ボールの軌道が高く、楽に飛ぶなと感じました。

まずはシリーズ基本スペック

■今回レビューの ダンロップ SX600 105インチ

販売日 2019年12月11
重さ 平均270g
フェイス面積 105平方インチ
フレーム厚 23m~26m
ストリング・パターン 縦16x横19
反発パワー ★★★★  普通
球離れ ★★★★  普通
コントロール ★★★  扱いやすい
スピン ★★★★★  簡単にかかる
衝撃吸収 ★★★★  良い
サービス ★★★  少し遅く感じるが普通
ネットプレー ★★★  コントロールしやすい

ダンロップSX600の特徴的な部分3箇所

■270gと軽く、27.25インチと少しラケットが長い

通常のラケットより、0.25インチ(6.35ミリ)長い。
小指の引っかかり半分くらいの微妙な長さです。
ラケットが270gと軽いので、スイングの初速が速く、振り遅れない。

強い球には、ラケットが軽くて撃ち負けてしまいそうですが、ラケットの遠心力でスイングスピード上がってます。ラケットを振ってインパクした方が球負けしません。

遠心力でフォロースルーまで振り抜きやすいです。

■105インチ

当然ですが、100インチよりボールが当たる面が広いのでボール返球率がアップします。

しかし、オーバースペックのラケットは、ガットがたわむ分、トランポリン効果で“すっ飛んで”しまい、ライナー性のアウトが多発するのが常です。
しかし、SX600はグロメット構造がガットを動かしやすくしているので、フラットに打ってもアウトになりにくいです。軽いタッチでスピンは掛かります。

ラケットパワーがスピン力を増強。

■弾道補正のスピングロメット。


【引用:住友ゴム】

SXシリーズの特徴、
低い球が持ち上がりやすいし、
高い球はふかさなくなりました。

特にSX600 は軽い力で、バランス良くスピン補正してくれます。

自分の経験上、100インチ以上のラケットは、反発系ラケットが多く、
低いボールをすくい上げる時、
ボールをつかみきれず、低いボールのまま返球→ネット、、。
が多いですが、
SX600のグロメットは引っかるので、浅く低いボールも持ち上げてくれるので、足元のボール返球の処理はとても優秀だと感じました。

ダンロップ SX600のメリット・デメリット

ダンロップ SX600イメージ

メリット 打点によるミスショットを補正するので凡ミスが減る。

最小パワーでスピンが掛かる。

軽量級だが良い機能をてんこ盛り。

デメリット フラットで打ってもスピンがかかるのでスピードは抑えぎみ。

どこにあたってもスピンになる。

グリグリのスピンでなく山なりスピン。

ダブルスでコントロール重視のプレーヤー向けラケット

何より楽ちんスピンラケット。使い方によって色々方に合うラケットですが、個人的には中ロブや足元へのスピンボールがとても打ちやすかったです。

直線的スピートボールで攻めるよりも、頭を越すボールや、浅く入ったボールを
ショートコーナーにスピンで打ち込むのが得意なプレヤーは特におすすめです。
女ダブなどはフラット系のボールが多いので、1人スピンが打てるとゲームが変わるので面白いかもしれません。

【引用:住友ゴム】

ダンロップ SX600に関しては
さらに守りのスピン機能を感じます。

通常のラケットだと、スピンは相当なパワーとスピンを打てる態勢が必要です。
実際追い込まれて時間がなく、むやみにバカ打ちしてしまっても、コートに収まってくれました。
振っても収めてくれる楽して、おいしいとこ取り多機能ラケットです。

相手嫌なところに確実にコントロールしていき、甘いボールは確実に決めるプレーヤーの方にお勧めです。

ダンロップ SX600ラケットに合うガット

ナイロンなら少しハリがあるものがおすすめ。
ナイロンならモノマルチで打感重視なものがおすすめ。
ポリと反発系でなく、バランス系ポリがおすすめです。