2021新ピュアドライブ100と100ツアーの違いを検証。

バボラ ピュアドライブ2021の100インチツアーが発売されました。
見た目は無印100インチと代わりありませんが、実際に使い勝手はどうなんでしょ?
ストロークからボレーまで
シングル2時間、ダブルス4時間使ってみましたので細かく検証してみます!
ポリガットプロハリケーン47Pで張ったものを使用。
まずはシリーズ基本スペック
ピュアドライブ 2021 100インチ
販売日 | 2020年9月24日 |
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重さ | 平均300g |
バランス | 320mm |
ストリング・パターン | 縦16x横19 |
フレーム厚 | 23m×26m |
素材 | グラファイト |
機能 | HTRシステム SWXピュアフィール FSIパワー イリプティックフレーム |
ピュアドライブ 2021 100インチ ツアー
販売日 | 2021年1月 |
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重さ | 平均315g |
バランス | 310mm |
ストリング・パターン | 縦16x横19 |
フレーム厚 | 23m×26m |
素材 | グラファイト |
機能 | HTRシステム SWXピュアフィール FSIパワー イリプティックフレーム |
微差が生む大差を実感。たかが15グラム、されど15グラム!
通常無印100インチを使ってますが、ツアーを使ってみて、球の【鋭さ】がアップした感じを受けます。漠然的な言い方なのですが、【ピューン】とボールが飛んで行きます。
■1,ストローク
低い球がやたらと伸びます!
ピュアドライブは硬くパワーがある反発系ラケットです。無印100インチでも低いボールの処理がしやすのですが、さらにツアーを使って感じたのは、“伸びがいい!”打った瞬間ネットに引っかかるかな~という弾道でも、ネットを超えて行きます。低いボールをすくい上げると言うよりは、パワーロスなく、ボールにパワーが伝わってる感じです。
パワーロスなくピンポントで飛んでいく!
■2,ボレー
軽く面を合わせた時のブレが軽減。
ある程度、速いボールに対してのボレーは真ん中にあてないと面ブレします。
面ブレしないように、インパクト時にグリップを安定させる為、力を入れる場合がありますが、速いボールに対しても、インパクト時にそこまで力を入れなくても、しっかり返球できました。面の安定度合いをを感じます。
ラケットの重みと安定感で、力まずコースコントロールできる。
■3,サーブ
サーブに関しては大きな変化は感じませんでした。
少し重い分、振り抜きなど心配でしたが、無印と変わらずの振り抜きやすさでした。フラットサーブからスライス気味のフラットサーブにした時に、回転量の加減が多すぎてネットする事も多かったのですが、程よい回転で前に打ち出してくれました。
失速も感じないので、サーブが安定しました。
重い分、気負って打つより、フォロースルー意識ぐらいでも速いサーブが打てる。
ピュアドライブ2021メリット・デメリット
■メリット
・315gと思えない振り抜き。
・面が安定しているのでボレーしやすい。
・ストロークは低く速いボールが打てる。
■デメリット
・しっかり振るらないとパワーが伝わらない。
・無印100インチ300gと劇的な変化なし。
ピュアドライブ2021注目のスペックの変化
■HTR(HIGH TORSIONAL RIGIDITY)システム
フェイス部全体の合成を新たに強化し、
インパクト時のネジレを可能なかぎり抑制。
面安定性がこれまで以上に高まり、ねじれに対する強さが出た。
より強打がしやすくなっている。
実際ねじれの制御システムなので、ボレー時に恩恵がある感じです。
■SWXピュアフィール
航空宇宙、F-1など、振動対策を請け負うトップ企業SMAC社とコラボし、
同社の高機能素材「SMACWRAP」をスロート部に応用。
従来モデルよりも振動吸収性を高まり、よりピュアでクリアな打球感になったという。
ネットすれすれのボールも超えて行きます。
ピュアドライブ2021 ツアーまとめ
315gと聞くと少し重いかな?疲れるかな?と犬猿しがちですが、他社とも比べてもツアースペックの中では扱いやすいラケットです。
今までピュアドライブを使っていて、スイングを変えず、疲れなどを考えずに、もう一段回上のクオリティーを上げたいピュアドライバーにはおすすめです。
ラケットアシストとピンポイントのパワーが体感できます。サブラケットにもメインにもで違和感なく使えるのでおすすめです。