パワー全開でスピードテニスを展開できるラケット!
前作のレヴォCV 3.0Fの後継機です。
2020年8月7日販売してます。
現行のバボラピュアドライブの同スペックなので気になっている方も多いと思います。
今回はピュアドラと比較を含め FX500をレビューします。
ダンロップ FX500シリーズのラインナップは
FX500 TOUR 98平方インチ・305g
FX500 100平方インチ・300g
FX500 LS 100平方インチ・285g
FX500 LITE 100平方インチ・270g
FX700 107平方インチ・265g
の5機種です。
※今回は100平方インチFX500に
ナイロンマルチフィラメント
ダンロップ アイコニック・タッチを47Pで張ってます。
アップで打った段階では、柔らかいタッチでフィーリングがとてもよく、ボールの弾きも良いので、ピュアドライブと似てるなと感じました。
まずはラケット基本スペック
■ダンロップ FX500 100インチ
販売日 | 2020年8月7日 |
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重さ | 平均300g |
フェイス面積 | 100平方インチ |
フレーム厚 | 23m×26m |
ストリング・パターン | 縦16x横19 |
反発パワー | ★★★★ 良い |
球離れ | ★★★★ 普通 |
コントロール | ★★★★ 扱いやすい |
スピン | ★★★ 普通 |
衝撃吸収 | ★★★★ 良い |
サービス | ★★★ 普通 |
ネットプレー | ★★★★ コントロールしやすい |
ダンロップ FX500 特徴的な部分4箇所
■パワーブーストグルーブ
グロメットに溝を作ることで、フレームとストリングのたわみ量を増やし、スイートスポットをずらしてしまったボールも、向上した広いスイートエリアでカバーできます。
また、パワーラケットは総じて球離れが早いですが、ガットのたわみが増えているので一瞬掴んでくれるので、パワーラケットのなかでもコントロールしやすいラケットとなっています。
ボールをガット面全体で捉えている感覚です。
■フレームジオメトリ
新規のフレーム形状となります。
ラウンド形状のフレームにシャープなエッジを入れたデザインとなってます。
触った感じは、丸みを帯だたフレームに少しカチッとした手触が残ります。
またシャフト内側の三角の空間部分が、前作より20%大きな空間となっています。
20%は結構大きい差です。前作より1/5も増えてるのです。
面安定はするが、シャフトの面積も増えるので、振り抜きや重さが気になりましたが、
いざラリーをするとまったく気にならず、ヘッドの先端にボールが当たっても
振動がこないのでそのまま振り切る事ができました!
しっかり振っても大丈夫です!
■フレックスタッチレジン
新規素材を採用。
スロート部分のカーボンに、高い伸縮性と反発性を併せ持つ「フレックスタッチレジン」を採用してます。
この素材の実験VTRでは、上から鉄球を落とすと、鉄球がスパーボールのごとく落下速度と同じくらいに跳ね返ります。すごい反発力と復元性だと分かります。
衝撃を吸収して柔らかな打球感を実現し、パワロスないまま反発する力が新素材にはあるようです。
■ソニックコア機能
毎度おなじみ高反発素材「ソニックコア」
ダンロップのラケットにスタンダードに使用されている素材です。スカッシュのラケットにも使われている素材です。パワー向上には欠かせません。
ダンロップ FX500のメリット・デメリット
メリット | スピードボールが簡単に打てる。 アウトしない丁度いい距離に着弾する。 振動がなく打感が柔らかい。 浮き上がらず、レザービーム的フラットボールが打てる。 |
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デメリット | エッグボールや中ロブなどが若干打ちづらい。 ぐりぐりのスピナーは球離れが早いのでネットします。 |
低弾道で相手の時間を奪うスピードテニスをするプレーヤーにおすすめ
ラケットのパワーを最大限に引き出すフラットボールを常に打つ方におすすめです。深く早いボールががとても打ちやすかったです。
低い弾道のボールで、左右に振り、甘いボールは叩いて前に!
ボレーも早いボールにはアジャストできるラケットなので、
サーブアンドボレーや短期決戦で勝負をかけるプレーヤーの方にお勧めです。
現行バボラピュアドライブ2018と比べてみて
打ち比べてみて、大きい差ではないのですが、無茶な打ち方しても振動が少ないのと、個人的に真後ろからボールに当てるパンチ系のフォアスライスは意外とスピードが乗って良かったです。球持ちはFX500が良い感触です。ピュアドライブ2021ともいずれ比較してみます。
ダンロップ FX500ラケットに合うガット
まずは今使っているガットを一度張っていただくのがラケットの進化を体感できます。
このラケットは中厚系パワーラケットでは、コントロールがしやすいラケットですが、飛びすぎる方は若干スピンガットを張るのも一計だと思います。
ただラフ加工のスピンガットだとパワーロスしてしまい相性が悪い場合があります。
高スペックで癖がないので、ガットでもう一味工夫ができるラケットです。
トアルソン | アスタリスタ 125(柔らかナイロン) |
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ゴーセン | ジーツアー3 G-TOUR3(コントロール系ポリ) |
ソリンコ | ハイパーG(スピン系ポリ) |