2022 ヘッド プレステージMP L

硬派なのに扱いやすく進化。たわみ系薄ラケ!

2022 ヘッド プレステージMP_1

今回はヘッド プレステージMP L 2022をレビュー!

ロングセラーの定番シリーズ。

私の歴代プレステージのイメージですが、オフセンターすると極端に飛ばない扱いづらい難しい印象があります。

プレー相手がこのラケットを使っていると、さぞかし上手なんだろうと勝手にイメージしてしまいます。

そんなラケットですが、今回はどの様に進化したのでしょうか?

コスメは大人のつや消しブラックです!

ツアープロ選手ではマリン・チリッチ選手がプレステージ プロを使用しています。

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今回のヘッド プレステージはラインナップに変更があります。

MPLが通常の黄金スペックとなり、MP、ツアー、プロは少しハードモードになっています。
初心者お断りのプロステージっぽいラインナップです。

・プロステージ プロ (98平方インチ 320g)

・プロステージ ツアー (95平方インチ 310g)

・プロステージ MP (99平方インチ 310g)

・プロステージ MP L (99平方インチ 300g)

今回レビューで使ったガットはバボラのRPM SPIN(プロハリケーンツアー)

を46ポンドで張りました。

今回の試し打ちは時間は

・シングル 2時間(練習メイン)
・練習 2時間(ストロークメイン)

で使ってみました。

まずはラケット基本スペック

■2022 プロステージ MP L

重さ 平均300g
フェイス面積 99平方インチ
フレーム厚 21.5㎜
ストリング・パターン 縦18x横19
バランス 320mm
反発パワー ★★    反発系ではない
球離れ ★★    持ちが良い
コントロール ★★★   手元でコントロールできる
スピン ★★★   普通
衝撃吸収 ★★★   普通の衝撃
サービス ★★★   フラット系良好
ネットプレー ★★★★  コントロールしやすい

2022 ヘッド プロステージ MP L 特徴的なテクノロジー

■オーセチック(Auxetic)
オーセンティック ラケットヘッド

ヘッドラケット機能2022年モデルからHEADラケットに新たに搭載された『オーセチック』

オーセチック構造は
「引っ張る」⇒広がる。
「押し込むと」⇒縮まる。

ボールが多少オフっても飛んでくれます。

面で捕まえるオーセチック構造で
打感や飛びを安定させています。

薄ラケなのに少し扱いやすくなった!

■グラフィン インサイド(Graphene Inside)

グラインインサイト

当然、入ってますから。

フレームを強化し、優れたエネルギー伝達性能、高いフレックス、そしてクリーンな打球感を実現。

ダイヤモンドよりも硬いカーボン素材「グラフィン」!

ヘッドの定番です!

2022 ヘッド プロステージ MP L メリット・デメリット

メリット コントロールが良い!
スピードが出る!
重い球が打てる!
デメリット やはり薄ラケ。大外しは飛ばない。
ディフェンスには向かない。

攻撃的で、ボレーを多様するプレーヤーにおすすめ。

ストロークに関しては、フラットもスピンもバランス良く打ち分けられます。

つなぐボールより、攻めのボールを打ってください。

とりあえず当てて返球するボールはショートします。ディフェンス時にも振り切ってください。

前作より、ボレーがしやすかったです。前回はボレーを真ん中で捉えないとすぐミスになっていましたが、

今回は柔らかく掴むので、コントロールしやすかったです。

サーブアンドボレーや、ダブルスのボレーヤーにはおすすめです。

往年のファンがいるのが分かります。

シンプルで硬派なラケットが、手元の掴みを強化し扱いやすい様に仕上げた感じがしました。

2022 ヘッド プロステージ MP Lに合いそうなガット

2022 ヘッド プレステージMP

飛ばないラケットには、もう少し反発パワーをプラスするか、タッチ系をもう一段階アップするか

色々な組み合わせが考えられます。ラケットの特性を生かしてバランス系ガットが良いと思います。

ヘッド ソニックプロ ⇔ オールラウンダーに
バボラ RPM SPIN ⇔ パランスとコントロールのストローカーに
ダンロップ アイコニック タッチ ⇔ ドロップなどボレーヤーに