自在スピン+着弾後のスピンが気持ち良いラケット
今回はヘッド エクストリーム 2020 MPをレビュー!
販売してしばらく時間が経っていますが、
ショップの店員さんに聞いた所、今年になっても品薄が続くロングセラーです。
同エクストリームリーズは5スペック
・エクストリーム PRO
・エクストリーム TOUR
・エクストリーム MP
・エクストリーム MP LITE
・エクストリーム S
・エクストリーム POWER
その中でもメインとなる黄金スペックを使ってみました。
2018モデルから2020モデルへどの様に変化したのか?
エクストリーム と言うと、ヘッドの中ではスピン系ラケットの代名詞というイメージがあります。
今回はどのような仕上がりになっているのでしょうか?
ガットは今回は謎のナイロンを貼りました。
借り物なので、詳細は摘めませんでした。
癖のないナイロンマルチガットです。
46ポンドで張り上げたものを使用。
早速一週間
・シングル 2時間
・ダブルス 2時間
そして、翌週はスピン強化で
ヨネックスのポリツアースピンを48Pで張ってみました。
エクストリーム 2020 MP に合うガットとはどんなものか?
検証してみます。
まずはラケット基本スペック
■エクストリーム 2020 MP
販売日 | 2020年7月 |
---|---|
重さ | 平均300g |
フェイス面積 | 100平方インチ |
フレーム厚 | 23-26-21mm |
ストリング・パターン | 縦16x横19 |
バランス | 320mm(ミッドプラス) |
反発パワー | ★★★★ 黄金スペックらいし反発 |
球離れ | ★★★★ 早すぎず適度 |
コントロール | ★★★★ 低いボールさばき良好 |
スピン | ★★★★★ よく掛かる |
衝撃吸収 | ★★★ 思いのはか無い |
サービス | ★★★ スピン系が吉 |
ネットプレー | ★★★ 少し飛びすぎ |
ヘッドのラケットの中でもパワー系に若干寄っています。コンセプトはやはりスピンです!
エクストリーム 2020 MP 特徴的な部分3箇所
■スピングロメット
ラケット上部から見ると分かりますが、グロメットとホールが分離しています。
その為、ストリングが動きやすく、可動域が拡大されます。
個人的には、ラケット9時3時方向のグロメットの横長が
掴み感を出してコントロールしやすくしていると感じます。
拡大グロメットによってガット稼働域が増大。スナップバック効果でスピン強化!
■スピン シャフト構造
しなりを抑制する為。シャフトの空間を狭くしています。
シャフトがヘッドのロゴの上から、なだらかに狭くなっています。
面ブレを減少させ、パワーロスを軽減します!
■グラフィン 360+
しれっとヘッドのラケットには搭載されていますが、
細かいテクノロジーが詰まってます。
特に“スパイラル・ファイバー テクノロジー”
ねじられた構造のカーボン繊維が大きな変形負担のかかるラケットのショルダーエリア(5時、7時の位置)に搭載され、より強いフレックスとクリーンな打球感を生みだします。
5時、7時の位置のカーボン強化が素敵!
エクストリーム 2020 MPのメリット・デメリット
メリット | 低いボールが持ち上げやすい!
ショートもロングもスピンショットが打つわけられる! パワー系スピンが打てる! |
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デメリット | 旧作よりも弾く感覚。
当てにいく様な緩い振りだと出遅れる。 少し派手なカラーリング。 |
多彩なショットを駆使するストローカーにおすすめ。
前作からは、打感が柔らかく扱いやすいラケットになった印象です。
エクストリーム=グリグリのスピンラケットの印象でしたが、
バランスの取れたスピンラケットに仕上がってます。
2018の前作モデルは、スピン至上主義でバボラのピュアアエロの対抗馬のイメージでしたが、
とりあえず、ガッツリスピンで行きますの雰囲気で、打感もハードでした。
今作は、打感がマイルドで、ボールを深い位置まで返球ができるのが最大の変化だと感じます。
フラット打ちから、スピナーに転向できる(大げさですが)ラケットです。
エクストリーム 2020 MP ラケットに合うガット
まずは、今のお使いのガットを張ってみて検討してみてください。
とにかく簡単にスピンがかかります。
今回試したガットはナイロンマルチ(柔らかもっちり)と、
ポリツアースピン(パキッと硬め)の両極端を使ってみました。
好みがでますが、ナイロンマルチだと少し飛びすぎなので、
ナイロンモノでシャープ感を出すか、
ポリの場合はよりスピン系がっともありですが、柔らかポリもおすすめです。