ヨネックス VCORE 2021

振り抜き良好で、高弾道スピンとパワーを実現!

ヨネックスVコア

【引用:yonex】
ポリツアーレブ

ヨネックスから2021年1月発売のVCOREシリーズ
トップ選手では、シャポバロフ選手や西岡選手が使用してます。

今回は2本ラケットを用意。

VCORE 100インチに、

・ポリガットのポリツアーレブ

・ナイロンマルチガット、エアロンスーパー850

いずれも46ポンドで張ったものを打ち比べてみました。

ヨネックスvコア

前作のVCOREからの変化と
ラケット単体のスペックとガットを変えると、どの様に変化するか?を検証してみます。
ヨネックス Vコア

まずは気になるカラーリング。
前作のマットな赤(黒も)から
発色が良い赤、そして青。というかラミネートっぽいデザイン。

初見では、前作の様な赤一色がイイなと思いましたが、
結構遠目で見ると、青は目立たすバランス良いです。

打感ですが、アップでナイロンマルチ エアロンスーパー850打った段階では、柔らかくボールボール軌道が高く、手に感覚が残る打感です。

■基本スペック VCORE100 2021

販売日 2021年1月下旬
重さ 平均300g
フェイス面積 100平方インチ
フレーム厚 24-25-22mm
バランス 320mm
ストリング・パターン 縦16x横19
反発パワー ★★★★  非常に良い
球離れ ★★★  普通
コントロール ★★★★  扱いやすい
スピン ★★★★  良くかかる
衝撃吸収 ★★★★  かなり良い
サービス ★★★★  使い分けるが効く
ネットプレー ★★★  コントロール良好

シリーズバリエーション

VCORE 95 310g ストリングパターン 16×20
VCORE 98 305g ストリングパターン 16×19
VCORE 98L 285g ストリングパターン 16×19
VCORE 100L 280g ストリングパターン 16×19
VCORE ELITE 270g ストリングパターン 16×19

全7種類あります。詳細はまたお知らせします。

ヨネックスVコア 100の特徴的な部分3箇所

■2G-Namd Flex Force(ツージー エヌアムド フレックスフォース)

エヌアムド
エヌアムド

2018年モデルから採用されているNamd(エヌアムド)がの進化版。

フレーム下部からシャフト上部にかけて搭載されており、
しなりと復元力を強化。

しなりと復元力が大きくなり、スピン量増。

■Aero Technology(エアロテクノロジー)

空気抵抗対策

フレーム正面厚を薄くし、肩部と袖部のフィン構造を取り入れ
空気の流れをスムーズにさている。
フレームトップ部のグロメットをラケット内側の凹に隠す型構造
エアロテクノロジー

左 EZONE 右 VCORE グロメットの一部が凹みに隠れてます。

細かいエアロ設計が秀逸

■String Sync Grommets(ストリングシンクグロメット)

ストリングシンクグロメット
ストリングシンクグロメット2

特許出願中の新構造。

ラケットフレームの自体の孔(あな)を広げ、
その中のグロメット筒の先を細くした新構造。
従来品同様のボールスピードを維持しながら、スピン量は3.1%アップ。
ストリングシンクグロメット2

左 EZONE 右 VCORE 比較するとアナが大きくなっています。

ガットの可動域を広げボールの食いつき性能が向上。

■フレームトップ寄りの横幅が広がる

フレームトップ

フェイス上部の横幅が若干広がっています。
よりラケット先端で捉えることができる。
それによって遠心力によるスイングスピートが上がる。

スイングパワー強化設計でさらなるスピンを生み出す

■グリップ部分に新振動吸収素材「VDM」内蔵

VDM

フ特殊なメッシュ状の新振動吸収素材
EZONE2020モデルも使われてますが、
今回はVコア2021にも使用。ガットの雑振動をカット。

正確なショットに求められる打球情報が得られます

ヨネックス 2021 VCORE 100 のメリット・デメリット

メリット 柔らかくて、飛ぶ。

狭いコースコントロールができる。

ボールを潰して振り抜ける。

デメリット スピン量UPした分、若干スーピードが落ちる。

一発フラットウイナー系のプレーヤーには不向き。

スイートスポットが若干上部目なので注意。

ヨネックス 2021 VCORE 100 の旧2018との違い

打感 エヌアムドの進化でより柔らかくて、飛ぶ。
振り抜き 前作も振り抜きが良かったですが、気持ちスイングが速くなった感覚がある。
スピン グロメットの変化や振り抜きやすさで回転量約3%UP。
ボール軌道 前作同様高弾道系。

ヨネックスのテニスラケットラインナップですが

Eゾーン ⇔ パワー・スピード系

Vコア ⇔ パワー・スピン系

Vコアプロ ⇔ コントロール系

があります。

今回のVコア2021は、パワー強化してEZONE寄りに仕上げた感じです。
とてもニーズにあったラケットデザインとなっています。

スピンコントロール重視のプレーヤー向けラケット

シングルでも、ダブルスでも対応できるラケットです。どんなショットもイメージどおりでした。フォアスロークがとても打ちやすかったです。

振り抜きは間違いなく向上しています。バックのスライスも、速く伸びるボールがバウンドで変化しているのがわかります。

気になる点は、差し込また時どフラットでボレー気味のフォアストロークを打った時、球が落ちずアウトになりました。若干でもいいのでスピン軌道の方が安定してボールが打てます。

ヨネックス VCORE2021 ラケットに合うガット

ナイロンやポリどちらも相性がいいです。まずはご自分のガットで試してみてください。個人的には柔らかい打感を残せるガットを基軸として、自分のスイングスピードによってガッドをセレクトするのが良いと思います。

ヨネックス ポリツアーレブ ⇔ 打感を変えずスピンUP
ヨネックス レクシス ⇔ マルチで打感重視
テクニファイバー アイスコード ⇔ スピード強化