2022ヨネックス イーゾーン(EZONE)100

柔らか系+爽快な飛びを感じるラケット

2022ヨネックス イーゾーン2

今回は2022年1月下旬発売のヨネックス新イーゾーン100をレビュー!

今回の7代目イーゾーン(Eゾーン)シリーズは7スペック

・Eゾーン98

・Eゾーン98L(軽量バージョン)

・VEゾーン100

・Eゾーン100L(軽量バージョン)

・Eゾーン100SL

・Eゾーン105

・EゾーンFEEL

Eゾーン98と100の2機種は1月の先行販売
その他の機種は4月発売予定です。

大坂なおみ選手はもう新98を使っていますよ!

旧モデルの6代目からどの様に変化したのか?

ヨネックス 2022 Eゾーン100イメージ

メインカラーはマットなブルーを使用しています。
遠目で見ると単色で落ち着いた感じに見えますが、
近くで握ってみると、所々グラデーションを使っていてとても上品です。
さすがmade in Japan!
ヨネックスさん、最近このグラデーション多様していますね。

歴代のEゾーン100本体の印象は、
扱いやすい厚ラケットのイメージがあります。

今回はどのようなスペックになっているのでしょうか?

2022ヨネックス イーゾーン ポリツアー

ガットはヨネックスの定番ポリツアープロ

46ポンドで張り上げたものを使用。

今回の試し打ちは少し短めのです(膝が未だ全快していません、、。)

・シングル 1時間
・ダブルス 2時間

で使ってみました。

まずはラケット基本スペック

■ヨネックス Eゾーン100

販売日 2022年1月
重さ 平均300g
フェイス面積 100平方インチ
フレーム厚 23.8-26.5-22.5㎜
ストリング・パターン 縦16x横19
バランス 320mm(ミッドプラス)
反発パワー ★★★★  変わらず高反発
球離れ ★★★   前作と同様速い
コントロール ★★★   打ち負けない
スピン ★★★★  かかるようになった
衝撃吸収 ★★★★  衝撃がほぼない
サービス ★★★   フラット系良好
ネットプレー ★★★   少し飛びが良すぎ

ヨネックス2021 Eゾーン100 特徴的な部分3箇所

■2G Namd Speed (2G エヌアムドスピード)
2G エヌアムド スピード ヨネックス
2021ヨネックスナノチューブ2G エヌアムドスピード ヨネックスシャフト
前回も採用されていた2G エヌアムドが2G エヌアムドスピードに進化。
スロート部分に使われています。

ボールがラケットに当たった瞬間、しなってからの戻りがより速くなった。

しなる事によってコントロールはできるが、パワーロスはしたくない。
戻りを速くしてパワーをボールに伝える事ができる。

素材の進化で、しなるのに反発する!

■たわむフレーム新設計

2022イーゾーンフレーム

ラケット11時13時部分のフレーム内側を気持ち凹ませてます。
そして、9時15時部分のフレーム厚を少し薄くしています。

この形状の変形によって断面の動きが16%もアップ!

ラケット性能は数%の向上が通常ですが、2桁の変化は異様な数値です!
打感にも大きく影響すると推測されます。

ラケット面での柔らかさを向上!

■新シャフト設計

グリップの上部のシャフトが、肉厚設計で頑丈になった。

構造上強固になったので、ブレなく打ち負けない。

フレームでたわませ、スロートでしなり戻し、最後根本のシャフトでしっかりブレを抑える設計。

ラケットの各スペックを調整し、面ブレを抑える!

■ライナーテック + センターフォーカスパターン

ライナーテック + センターフォーカスパターン

■ライナーテックは、グロメットの穴にストリングが真っ直ぐ入る様に設計することで、ガットのつっかかりを抑えて、ガットのたわみを引き出すテクノロジーです。

■センターフォーカスパターンは、スイートスポットのガットを密にし、オフセンターを粗くする設計です。

比較画像で、ラケット面の大きさは同じでも、横糸の領域が拡張しているのが分かります。

中心部のスイートスポットでは、クリーンヒットしても、飛びすぎを抑えコントロール性を高める。

反面オフった時は、目が荒い分トランポリン効果でボールを遠くに飛ばす事ができます。

ガットの動きを設計したフレーム構造!

ヨネックス 2022 Eゾーン100のメリット・デメリット

メリット オールランドに扱いやすい!

旧EZONEよりスピードが上がった!

とにかく深い球が打てる!

デメリット 薄ラケから移行は厳しいかも。

ガットの性格が出る。

高速スピンは不向き。

初回販売数が少ないかも。

柔らかい打感でボールを潰して打ちたいオールラウンダーにおすすめ。

ヨネックス 2022 Eゾーン100 スピード前作からはボールスピードが上がったのに、コート収まりが良くなった。

ここからは個人的な感想です。打ち方やプレースタイルによって異なってきます。

ストロークはフラットドライブで問題なく撃ち抜く事ができます。

特にフォアバック共にストレート打ちが安定していました。

スロートやシャフト設計の恩恵かなと感じました。

意外だったのは、速い直線的な中ロブがベースラインでしっかり球が落ちた事です。

自分が打ったボールで、相手プレーヤーがアウトかな?とウオッチしていると、ぎりぎりボールインして相手が悲鳴をあげること多かったです!

フラットドライブを多様する方はオススメです。

磨り上げ系の高速スピンは、ボール離れが早いので注意が必要です。

反面緩いボールに、ゆっくりスピン軌道で打ち込むとスピンがかけやすかった。

低い球も同様にゆっくりすく上げた方が簡単に持ち上がります。

ヨネックス 2022 Eゾーン100に合うガット

ヨネックス 2022 Eゾーン100ガット

ラケット自体が厚ラケパワー系で、打感が柔らかい仕様となってます。

ヨネックスラケット一覧

ヨネックスさんのラケットの中でもクセのない使いやすいラケットです。打感を優先するか、パワー系に走るか、スピンを増強するかによって変わってきます。

色々試してみてください!

ヨネックス レクシスコンフォート ⇔ 打感優先
ヨネックス ポリツアーレブ ⇔ スピン強化
テクニファイバー アイスコード ⇔ パワースピード優先